疑問
フィリピンに来て感じたことをまとめてみる。
正直いうと、出国前はフィリピン=発展途上国でDeforestation, Air pollution等環境問題には全く関心のない国だろうなと思っていた。
でも、たまたま自分が働いているPhilippine Eagle Foundationを通して環境問題、特にフィリピンイーグルの保護についてlectureする機会を得ることができて、そこで授業をしてみて、フィリピンでも環境問題についての教育はされていることに気づいた。
どの程度のレベルの教育がなされているのかはまだ推し量れていないが「どのようにフィリピンイーグルを守りますか?」という問いに対して多くの子供たちがReforestationやStop huntingなどといったフィリピン鷲を守るために基本的な知識はもっていた。
それに子供たちらしいLove animalsといった心温まる解決策も提案してくれて、日本とはまた違った価値観というのを垣間見ることができた。
フィリピンで日本人学校に通っている子と話す機会があったんですがその子は意外と現実的で「Huntingを禁止してもどうせやる馬鹿がいるだろうし」や「森林伐採はとまらない」といった意見を聞かしてくれた。たしかにそのとおりだと思う。中学生にして理想論にとらわれないその思想には少し驚かされたが、一方でどこかさびしさも感じた。
実際のところフィリピン人はどこまでが実現できるレベルでどこからが実現できないレベルかをどう判断しているのか非常に気になる。
子どもたちが出してくれた提案はどれも日本で聞くものと似通ったものであった。
自分としてもこの問題に対しては有効的な策というものが一つもでてこないのだが・・・正直この問題は解決されるのだろうか。
世界にはそれぞれの国にそれぞれの国の特有の動物がいる。フィリピンに関してはフィリピン鷲がそれとして当てはまる。また、フィリピン鷲に関してはフィリピンの生態系の頂点にたつとだけあってその存在意義は非常に大きなものだ(生態系の頂点に立たないからといって存在意義がないわけでは決してない)。
この鷲を失うことはフィリピンの生態系の崩壊に他ならない。そうならないためにも私たちができることとはいったいなんなのだろうか・・・・。
人間が起こした間違いは人間で解決しなければならない。
しかし、最近思うことは
何が正しくて、何が正しくないのか。
環境保護といっても
これはただの人間のエゴである気がする。
人間にとって住みやすい環境が環境保護なのだろうか?
動物にとって住みやすい環境作りこそが環境保護なのだろうか?
地球が求める真の地球っていったいなんなんだろうか。
今の地球こそが真の地球であって、人々が作り上げる地球はただの偽の地球?
わからない・・・・。何がよくて何が悪くて、、、、
今の人々が作ろうとしている地球っていったいだれのための地球・・・・?